March&Brass

マーチングや金管バンドの四コマプリントを載せています

マーチング4コマ漫画 52Attention Hut

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マーチング4コマ漫画 52Attention Hut

吹奏楽コンクールでの審査員評価は「技術」と「表現」の2項目のことが多いです。「技術」というのは、日々の練習の積み重ねで身につけていくことです。楽器をもって初めての学生の音楽は、この技術の差が大きく出やすいので、こちらに偏ってきます。「技術」は楽器を奏でることで身につくので、音を出す練習になります。みんな練習というと、音を出すことを考えるのではないでしょうか。

「技術」だけを追求するのは3年間という限られた時間でコンクールの結果を出すことを考えると効率的に見えるかもしれません。実際、「技術」の裏付けがない状態で表現をしようとしても、表現は成り立ちません。

「技術」を身につけるためには「奏でる」

「表現」を身につけるためには「聴く」

ことが必要です。

「表現」を高めるために「聴く」ことにはたくさんのメリットがあります。

①表現したいイメージができる

練習をするにもどんな音楽にしたいかのイメージがあるのとないのとでは効率も違います。見当違いの練習では、時間がかかるわりに、方向が違ったりして、結果ばらばらな音楽になります。

②音楽が好きになる。

学生で「吹奏楽」をやっていた人が、校種があがったり、就職をして音楽をやめてしまうというのはよくあることです。「技術」だけに走ると、コンクールのために音楽をやっているとこうなりやすいですね。部活動は音楽への入り口なのです。そこで燃え尽きてしまうのは部活動本来の目的ではありません。特に指導者には音楽の魅力を伝えられているのかどうかは、卒業後に音楽を続けたいと思う生徒がどれだけいるのかで考えてほしいです。

③音楽を知る

全国的に流行した曲をコンサートなどでやるとき、演奏者は「原曲は一度も聴いたことはない」ってこと、吹奏楽あるあるではないでしょうか(笑)これで、音楽性が高まったとは言えません。3年間、青春の多くを費やして楽器が上手くなっただけでは寂しいですね。

 

「技術」⇔「表現」

は行ったり来たりしながら高まっていくものなのです。片方を高めることは、もう片方を高めることにもつながります。

 

問題は「偏っている」ことなのです。
 

 

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