マーチング4コマ漫画 38Attention Hut
音楽にとって、演奏することと鑑賞することは同じ価値があると思っています。演奏だけやれば音楽が深まるかと言えばそうでもないんですよね。演奏と鑑賞は、螺旋のようにぐるぐると行ったり来たりしながらより素晴らしいステージに登っていくのだと思います。吹奏楽の学生は演奏することに偏っていることが多いです。(練習時間だけでお腹いっぱいになっているのかも)テクニックを身につけることは、正確な演奏をすることには必要なことですが、正確さとは、表現の1項目なのです。学生の演奏を聴いていて「上手い」と感じることは多くても「いい音楽」だと感じることが少ないのは、このためかもしれません。学生の音楽ですから、努力した姿が見える演奏を見ると、その努力に感動できるのですが、何でしょう・・音楽はもう少し幅が広まると、もっと楽しいのではないかとも思います。
せっかく音楽に携わる部活動を選んだ子どもたちがいるのですから、金賞を目指すことをすべての音楽にしてしまうのはもったいないんです。きれいごとを言っているわけでなく、生涯にわたって音楽を楽しめることが、一番の目的であることが、指導者として最も大切にしたいことだと考えています。
使い古された言葉かもしれませんが、
「音楽」・・「音」を「楽」しむことが
「音が苦」にならないように。
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マーチング4コマ漫画 37Attention Hut
カンパニーフロント(Company Front)
M協のカンパニーは曲の一番の盛り上がりで全員が前に出る動きのことを言います。最近では、まっすぐでなく斜めに動くのもあり、また、2小節とかで出て、あとは足を止めてガンガン吹くみたいなのが流行っていますね。個人的には横一列の王道カンパニーが好きですが。カンパニーで拍手をするのがマーチの鑑賞の仕方ですね。お客様とも一体になる感覚がいいですね。カンパニー前に4拍サイレントを入れて、そこで「いけー!」とかお客さん(多分その団体の保護者など)が叫んでいる姿を始めてみた時にはかなりびっくりしました。もともと座奏の出身だと、演奏中に観客が叫んでくるのは驚きます。M協の大会独特の風景ですね。吹連の大会では拍手や演奏後の「ブラボー」の声はありますが、演奏中に観客が声を出すことがないです。
吹奏楽連盟のマーチングコンテスト(旧パレードコンテスト)では外周を四角く全員で行進する規定課題のことをカンパニーフロントと言います。
加盟団体によって中身は違うのですが、どちらでも「カンパニー」と言われれば、自分の魂を込める見せ場です。
こういう型があるのが演技者でも鑑賞者でも盛り上がりになり面白いと思っています。
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マーチング4コマ漫画 36Attention Hut
こう考えてみると、管弦楽はオーケストラが発祥(っていうかそのまま)なのに対して、金管バンドや吹奏楽は、もともとが軍楽隊なんですよね。だから、より遠くに音が飛ぶ金管が主体になり、音も高めなのです。
未だに管弦楽と吹奏楽は仲が悪い気がします。(吹奏楽でも座奏とマーチは分裂して以来そのまま)
これだけ目的が違えば仕方ないような気がします。
小学校のバンドフェスティバルは、それらが分野別に分けられていないので、吹奏楽や金管バンド、ベースアンプを入れたビッグバンド、マイクパフォーマンスもマーチングも何でもありなので、審査員はよく審査をしていると思います。音楽というジャンルで大まかにまとめてはいますが、プロレスとボクシングと柔道で同じ格闘技なんだからって勝負するようなものですから・・・
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マーチング4コマ漫画 35Attention Hut
以前、運動会の棒倒しを計画した時に、攻めの人数が多すぎると先輩から教えていただいたことがあります。自分的には、双方同じ数なのだから問題ないんじゃね?って思って理由を聞くと「棒を守ろうと歯を食いしばって耐えてる姿がいいんだよ」と言われました。やってみると、止まって耐えてる時間が、見ていて面白いこともわかりました。
止まることを演技や美しさを見せられると、動く演技と止まる演技、両方の魅力が表せますね。
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マーチング4コマ漫画 34Attention Hut
今の時代なのか、30m×30mの練習会場を確保するのには苦労します。公共施設は抽選ですし、音を出すことを禁止している場所もあります。ですから、毎年化していただける施設には感謝の限りですね。準備も含めて貴重な練習時間を無駄にしないように。こういう場でスムーズに動けるチームになっておくと、イベントや大会などでも動きが向上します。
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マーチング4コマ漫画 33Attention Hut
自分の音をソロで録音してみると、とてもじゃないけど聴けたものじゃないと思います。メトロノームなんかと合わせるともう、ずれが気になって叫びたくなりますね・・よく、自分の演奏を動画で配信されている方なんかいらっしゃいますが、本当にすごいと思います。ここにはいろいろと書いていますが、細かいことを考えなくても、自分の音と向き合うだけでも、自然と課題は見つかるものです。個人練習こそ最高の練習です!
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マーチング4コマ漫画 32Attention Hut
インターバル(Intarval)左右の間隔
ディスタンス(Distance)前後の間隔
距離感、ですよね。実際のコンテの中では、自分のポジションと同じように、仲間との距離感が大事です。基準となる人、列の一番前のプレーヤーやラインの左右のプレーヤーがずれた位置に立っていたとしたら、その相手に合わせなければいけないのですよね。
目測の感覚を鍛えることは大事です。自分と相手との距離が大体何歩分なのか。右と左のプレーヤーのちょうど真ん中に立つ感覚とか、いちいち定規で測ることはできないので、やはり目で見て距離を測れる感覚を鍛えることだと思います。
格闘技や武道だと「間合い」という言葉が使われます。対戦格闘技だと、この間合いの感覚は勝負を分ける大事な感覚です。あと1cm踏み込めば自分の間合いに入るという感覚です。
音程や和音を感じることと同じように、インターバル、ディスタンスも感じて演技ができるプレーヤーは安定しているので、落ち着いて演技を見ることができますね。
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